1919年から1930年にかけて、Frank C. Papéはキャベルの本9冊にイラストを描いたようだ。ほぼ同時期に、アナトール・フランスの本6冊にもイラストを描いている。評判はよかったようだ。キャベルの作品については、作品の理解に重要な手がかりが描かれていたりする。今回刊行の3巻にも収録した。ここでは、アナトール・フランスの『ペンギンの島』に描いたイラストを紹介する。
表紙と扉はこんな感じ。パペとは特に関係はないが、本の姿として示しておかなければいけないような気がして。
そして、見返し部分には見開きいっぱいに広がる絵がある。
あと、扉の向かい側にある絵と、本文中の絵を示す。こいうのがもっとたくさんあって、パペの絵のためにこの一冊を買う価値はあると思うのだ。
書き忘れていたが、The Godly Headから1925年に刊行された本である。私が持っているのは1929年の第7刷のようだ。